■地方銀行でもほとんどがカードローンのサービスを行うようになった


「遠くの友人から結婚式に招待された」「車両保険のない車を凹ませてしまいすぐに修理したい」「通勤のために中古バイクが必要になった」等々、日常の生活の中で急にまとまった現金が必要になる場面があるものです。

特に給料日前などのタイミングでこのような場面に出くわすと、なんとか一時的なキャッシングでその場をしのぎたいと考え、テレビCMなどのカードローンのことを思い起こすことになります。

数年前に初めてカードローンを利用することになったときも、きっかけは大体そんなところでした。

入院中の妻の父親が思ったより早く亡くなり、急遽通夜と葬儀に出かけるための費用が必要になりました。

何しろ妻の実家は700km先の遠方で銀行ATMから引き出した20万円では心もとなく、妻は一足先に実家へ行っちゃってましたので、あと15万円はカードローンでキャッシングすることにしました。

何しろ急なことなので、審査が簡単でできるだけ早く現金を手にすることのできるカードローンを探したものです。

当然ながら審査が全くないローンというのはありませんでしたが、小口の金額(100万円まで)なら運転免許証だけで申込みできる銀行カードローンがネットで見つかり、それで当座をしのぎました。

■こんなに簡単に利用できるカードローンがある

このカードローン、100万円以内の借り入れの場合、運転免許証があれば審査が可能で、源泉徴収票や住民税決定通知書などの収入証明書の類は不要というもので、その日のうちに審査結果の連絡を受け、コンビニのATMで15万円を手にすることができました。

金額が大きくなかったため金利は年14%程度と安くは無かったのですが、24ヶ月払いにして月々の返済額は7千円ちょっとだったと思います。

ネットからの申し込みも難しいことは無く、初めてにしては円滑にキャッシングをすることができたと思っています。

我が家の財布を握る妻が家にいればカードローンに頼らなくてもなんとかなったのでしょうが、ともあれなんとか急場をしのぐことができました。

同時に「今時はなんとお金が借りやすくいることだろう」と驚いたことも覚えています。

それ以降このカードローンは利用していませんが、借りやすさのあまり自制しないと困ったことになるという怖さを感じるほどです。

■カードローンは本当に必要なときに必要額だけにする

今思い返してみると、この15万円のローンの支払い総額は17万円ほどになり、金利として2年間で2万円程度を支払ったことになります。

別に毎月の返済が大変だというほどではなかったのですが、金利の2万円は正直ちょっともったいないなと感じました。

妻から15万円工面できれば不要だった出費なのですから、やはり「銀行を儲けさせてしまったな」という思いがぬぐえません。

いまさら言うのもなんですが、やり繰りでなんとかなるのであれば、やっぱり高い金利で借金をするものではないというのが正直な感想です。

どうしても止むを得ないのであれば、このような形でのキャッシングは必要最小限の金額に留めるべきであり、返済期間もできるだけ短くするべきだと改めて思います。

某自動車ディーラーの営業マンが「最近ディーラー提案の自動車ローンを使わず、銀行カードローンで新車を購入するケースが増えている」と嘆いているのをネットで見かけたことがありますが、確かに数百万円の車であれば充分にカードローンの限度額内に収まります。

でも、金利のことを考えるとこんな傾向が広がって言っていいものかと心配になっっ多りします。

今では消費者金融はもちろん、地方銀行でもほとんどの銀行が使途自由のカードローンをPRするようになりました。

金融機関同士の競争で簡単に利用できるカードローンもどんどんでてきています。

確かにお金を借りやすいのはいざという時に助かるのですが、逆に利用しやすいローンのために借金をすることに慣れてしまうのではないかという怖さも感じます。

カードローンというのは、他の手段ではどうにもならないときに、極例外的に利用するキャッシングの手段なんだと心得た方がいいのでしょう。